新型コロナ感染での自宅療養及びワクチン接種後の発熱や痛みに対し、「バファリン」シリーズの解熱鎮痛薬を服用することは可能です。

バファリンプレミアムDX臨床試験データ

試験方法 多施設共同、非盲検、一般臨床試験
対象 頭痛又は下腹部痛を伴う生理痛患者
各群60人(合計120人)
服用方法 1回2錠、なるべく空腹時をさけて服用(1日最大3回まで服用可能)、服用間隔は4時間以上
服用期間 1日間

出典:承認申請時添付データ

1. 痛みの程度の変化

初回服用時と初回服用後120分に、痛みの程度を11段階のNRSスコアで評価しました。

※NRSスコア

NRSスコアの図
頭痛群
頭痛群のNRSスコア棒グラフ
生理痛群
生理痛群のNRSスコア棒グラフ

その結果、頭痛群、生理痛群のいずれも、初回服用後120分時点にスコアの減少が認められました。

2. 痛みの程度の変化率

初回服用後120分時点の痛みの程度の変化率を評価しました。

※計算式「初回服用時のNRSスコア-初回服用後120分時点のNRSスコア」/「初回服用時のNRSスコア」×100

TYPE 頭痛群 生理痛群
被験者数 59人 60人
算術平均 79.44% 76.98%
標準偏差 24.59% 25.55%
中央値 85.71% 87.50%
平均値の95%
信頼区間
[ 73.035% , 85.851% ] [ 70.380% , 83.582% ]

その結果、痛みの程度の変化率は、頭痛群で79.44%、生理痛群で76.98%であり、頭痛群、生理痛群のいずれも75%を上回りました。

3. 痛みの程度の改善度

改善度の判定基準に従って、初回服用後120分時点の痛みの程度の改善度を評価しました。

※改善度の判定基準

痛みの程度の変化率 改善度
75%以上 著明改善
50%以上75%未満 改善
25%以上50%未満 軽度改善
-25%以上25%未満 不変
-25%未満 悪化
頭痛群の改善度円グラフ
生理痛群の改善度円グラフ

その結果、頭痛群、生理痛群のいずれも、初回服用後120分時点の改善度は、著明改善の割合が特に高い結果でした。

副作用

臨床試験におけるバファリンプレミアムDXの副作用は、120例中9例(7.5%)に12件認められ、いずれも軽症で処置なく回復しました。

〈内訳〉

「尿中ウロビリノーゲン増加」4例(3.3%)4件、「腹部不快感」2例(1.7%)2件、「悪心」「血小板数増加」「浮動性めまい」「傾眠」「易刺激性」及び「湿疹」各1例(0.8%)1件