はじめてでも鎮痛薬を服用するときは不安なもの。そこで、鎮痛薬の正しい服用方法や「こんなときどうするの?」とみんなが抱くハテナについて、網野先生がわかりやすく教えます
早くから薬に頼ると将来効かなくなりませんか?
用量・用法を守っていれば問題ありません。
生理のたびに薬をのんでいると、依存してしまう、からだが慣れて効かなくなる、と思われているお母さまもいますが、用法や用量を守っていれば問題ありません。お子さまに痛みをがまんさせることは逆にからだに負担をかけるので、避けましょう。
鎮痛薬はなるべく空腹を避けるのがよいとされているけれど、空腹時に痛くなったらどうすればいい?
食べものかお水を胃に入れておくのがベストです。
薬によっては胃に負担がかかるため、空腹時を避けるよう明記されているものもあります。事前にものを食べられない場合は、水を多めにのむようにしましょう。
子どもが間違って服用量を多く飲んでしまったら?
すぐにお医者さんを受診しましょう。
無理をしない程度に、お水を多く飲ませてからすぐにお医者さんを受診しましょう。正しい服用をサポートするために、のみ方や服用間隔はどのくらいかなどの用法・用量について、日頃からお母さまからお子さまにアドバイスしておくといいですね。
大人用の鎮痛剤を半分量で子どもにのませてもいいですか?
おすすめはしません!
大人用の鎮痛薬には、小中学生に服用が認められていない成分が含まれる場合もあります。これらを服用すると、副作用として重病なしっ患を起こす可能性が報告されているため、注意が必要です。
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